緊急時・災害時 ストーマパウチの作り方
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地震・津波・台風などさまざまな大規模災害により物流・通信網が遮断され、電気や水道が使用不能になったとき、市販のストーマ装具を入手することができなくなる恐れがあります。
そんな時、身近な物でパウチを作る方法を知っていれば、最悪の事態を回避することができます。
『物』は持ち出せなくても、『知識』は無くなることはありません。
万が一に備えて、実際にストーマパウチを作ってみることをお勧めします。
災害時・緊急時にストーマパウチが入手できないとき、身近なもので使い捨てストーマパウチを作る方法です
用意するもの
1.
食品保存用のファスナー付きバッグ
(スーパー・コンビニ・ホームセンターで入手可能)
※商品名 【ジップロック フリーザーバッグ】【冷凍保存袋 2重ジッパー】【ラミジップ】等
【注 意】 中国製はフィルムにピンホール(目に見えない小さな穴)が多いので防臭性が劣ります。
2.
クリアホルダー
(ホームセンター・文具店・100円ショップで入手可能)
3.
両面テープ (幅50mm)
(ホームセンター・文具店で入手可能)
4.
コンパスカッター
(ホームセンター・文具店で入手可能
)
※入手できない場合はカッターナイフでも可
5.
ハサミ
6.
市販の防水用フィルム
(ドラッグストアで入手可能)
※フィルムドレッシングが入手できればベスト
(ドラッグストア・病院にあります)
使い捨てです!再使用はできません!
※ガス抜きはファスナーの端を少し開けて行ってください。
※1/3程度になったら廃棄してください
別売のリングシールを使えば簡単に
使い捨てストーマパウチを作ることができます
リングシールを使ったストーマパウチの作り方
@
A
B
C
食品保存袋の片面に直径5pの穴を作ります
内径5pのリングシールを貼り付けます
幅が広い場合には片側を折り曲げ、ビニールテープで留めます
防水フィルム(またはフィルムドレッシング)にストーマ用の穴を切り取ります
角を丸く切り取ります。
D
リングシールの剥離紙を半分ずつはがして防水フィルムを貼り付けて完成です。
リングシールのご注文は下記から
使用済みパウチの廃棄方法
1.
レジ袋を逆さまにして、外したパウチを貼り付けます
2.
パウチのファスナーを開き、 汚物をトイレに流します
3.
レジ袋に手をいれ、パウチを掴んでレジ袋を裏返します
4.
レジ袋をまるめ、口を結んでジップロック等に入れて廃棄します
■ トイレが使えない・水が出ない場合 ■
排泄物を入れたままジップロックなどに入れて廃棄して下さい。
下水が使用不能な場合には一般の人よりも清潔に臭いもなく廃棄できるので遠慮は不要です
医療用の防水カバーフィルムを使用した
後始末が簡単な
【コロストミー・イレオストミーの方用】
用意するもの
・防水カバーフィルム ・食品ラップ ・ビニールテープ
ストーマパウチをたたみ、テープで留め、食品用ラップを包むようにかぶせます
。
(ラップは防水フィルムを剥がすときパウチに張り付くのを防ぐためです。)
防水フィルムを貼って、入浴の準備完了です
。
このまま風呂に入っても面板もパウチも濡れることがないので、後始末が楽になります。
ツーピースで排便の心配がない場合はパウチをはずして、ストーマにティッシュを被せ、その上から防水フィルムを貼ってもOKです。
防水カバーフィルムは幅15cm程度のロールタイプが便利です
ポリウレタン フィルムドレッシングを使用した
【コロストミー・イレオストミーの方用】
便漏れはストーマ周囲の皺や凸凹と皮膚保護剤との間に隙間ができることが原因です。
この隙間さえなくせば便漏れや便漏れによる皮膚障害を防ぐことができます。
便漏れでお悩みなら、是非お試しください。
用意するもの
・フィルムドレッシング ・コンパスカッター ・カッターマット
コンパスカッターで(ストーマの直径)+(2cm程度)の円形に切り抜きます
中心部をストーマの直径と同じ大きさに切り抜き、ドーナツ状にします
フィルムドレッシングをストーマにセットし、剥離紙をはがして肌に貼り付けます
必ずカバーフィルムをはがしてください
この上から、面板を貼ります
●臭いや便漏れを防ぎます。
●便が直接皮膚と接触することや皮膚保護剤の下にもぐり込むことを防ぐので、皮膚障害を防ぐことができます。
●すべてのメーカーの面板に使用することができます。
【注意1】 サギング(ギザギザ)ができないようにコンパスカッターを使用することをお勧めします。
【注意2】
フィルムドレッシングは直接肌に貼ってください。【パウダーやペーストの上からフィルムドレッシングを貼ると逆効果になる場合があります。】